心を癒したい時 (くれたけ#202)

5月のくれたけ心理相談室のお題、1つ目は

「自分の心を癒やしたい時、何をしますか?」

私自身がやっていることを教えてください、ということで考えてみました。

私が自分を癒したい時は、疲れたり傷ついたり落ち込んだりした時ですね。

そんな時にまず最初にすることは、

「自分の状態を知る」ということです。

 

今、どれくらい疲れているのか?何に疲れたと思っているのか?

何に傷ついているのか?どうして落ち込んでいるのか?

これがわかっていないと、回復の為のやり方を間違えたり、遠回りして時間ばかりが過ぎてしまったり・・・

なので、自分の本心に問いかけることをしています。

そして、私が本当はどうしたいと思っているのかに目を向けるようにします。

すると自然に、次にやることや自分が回復する為に必要なことがわかってきたりします。

それすらもできないくらいにクタクタな時は、何も考えないようにしてひたすら寝ます。

まずは思考を停止させてとにかく休む。

休みをきちんと得られると、人は自然に動き出せるようになると思っているからです。

 

思考をシャットダウンさせるのは、難しい時もありますよね。

勝手に色んな考えが浮かんだりして、考えたくなくても考えてしまう・・・

そんな時は、本を読んだり映画やドラマを見たり、視覚的な刺激に頼ります。

目で見て意味を理解しようとしている時は、嫌な考えで頭がいっぱいになるのを防ぐことができるからです。

脳は同時に違うことを考えることが苦手なので、ちょっと強引にでも「勝手に考えてしまう」という状況を作らないようにします。

 

自分の本心を確認して、休んで、また少し動けそうになってきたら、

人に話を聞いてもらったりもします。

話すことで考えが再度整理されたり、共感してもらうことで嬉しくなったり安心したりするからです。

私は人の話を聞くお仕事をしていますが、人に話を聞いてもらうのも大好きです。

何より、人に話を聞いてもらうことの効果が大きいことを、

自分自身が実感しているからかもしれません。

 

私の場合、人に話を聞いてもらうのは回復の最終段階かもしれませんが、

自分の心の状態を確認することと人に話を聞いてもらうことで、

私は自分自身を癒していると思います。

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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