自分軸

自分軸とか他人軸という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。

他人軸で生きていると、

どうしても本来の自分が後回し…というか、自分より相手を優先してしまうため、

知らずに自分に負荷がかかったり、自己肯定感が低くなってしまったりして、

結果として生きづらいと感じることが増えてしまうようです。

 

ただ、自分が他人軸で生きていることに気づけない場合もあると思うのです。

実際、昔の私もそうでした。

色んな事を自分で決めているつもりなのですが、

その全ての基準が「相手にとってどうなのか」なのですよね。

一見、自分で判断したり決断したりしているように見えるので、

そこに自分の主体的な目線が無い、ということに気づけなかったんですよね…

 

最近ふと、お部屋のインテリアを替えたいと思い、色々レイアウトを考えていました。

その時に気づいたんですよね、

インテリアさえも、かつては他人軸だったんだな…と。

 

そもそもインテリアが好きになったのは、同じ社宅に住んでいたお友達のおうちにお邪魔した時。

同じ間取り・古さなのに、全然違う家のようにお洒落で驚きました。

そこから雑誌を見たり、お友達と色んな雑貨屋さんを巡って、

好きだなと思う雑貨や家具を揃え、

自分が良いと思う、お洒落で落ち着くお部屋を意識するようになりました。

 

家具作りが好きになったのもそれがきっかけですし、

昔流行った「おうちカフェ」を何度もやって、

ありがたいことに雑誌掲載も何度かして頂いたので、

インテリアがますます好きになっていきました。

 

でも、いつしか…いや、もしかしたら最初から、

「私が好きで良いと思うお部屋」ではなく、

「来た人がお洒落で落ち着くと思ってくれるようなお部屋」を目指していたような気がします。

 

確かにインテリアは好きになったけれど、

そこで自分がどんな風に過ごしたいかと言うよりは、

実際は「どう見られたいか」だったのかもしれません。

 

最近、お部屋をどうしようかな…と考えていた時、

誰かが来た時を想定するのではなく、

そこにいる自分、そこにいる家族の姿を自然に想像できていたんです。

その時にやっと、今までは「自分がどうしたいか」ではなかったんだな…と気づけたのです。

 

30代の頃より40代に入ってからの方が、

ずっと自分を大切にすることが上手になったような気がしていますが、

普段の、ありきたりな日常の中にも、

ちゃんと自分軸を取り戻したんだな、

今は自分軸で生きていられているんだなと

実感できた一コマでした(*^^*)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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