『自分の本心に気づく』

自分の思考の癖を変えていくのには認知行動療法はとても効果的です。

言葉は難しそうですが、要は自分の考え方と行動を新しくアップデートしましょうね、と自分に働きかけることです。

まずは簡単で長続きできそうな言葉がけから始めるのが良いかと思います。
具体的には「自分を責めないこと」と「自分を褒めること」です。

自己肯定感が低い人は、自分をいつも責める思考の癖があり、それを無意識にやっているので自覚もありません。
ですが、改めて自分が自分に対して、攻撃するような言葉を使っていないか?と気にかけてみると、
何かあるたびに、すぐ自分にダメ出しをしていることに段々気づけるようになっていきます。

これに気づけるようになると、「ダメじゃないよ」と言い直し、「大丈夫」「これでいいんだよ」と自分を肯定する言葉がけができるようになっていきます。
自分を責めているという事実に気づけないと、この言葉がけもできませんから・・・

最初はこれに抵抗感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、それこそが無意識に自分を責めることが癖になっている証拠なので、
わざとらしくなっても良いので何度か続けてみてくださいね。

そうすると、少しずつ、その言葉がけへの抵抗感が薄れて、自分を肯定的に捉えることができるようになってきますよ。

 

自分で自分を肯定できるようになると、自分を信じることができるようになってきます。
具体的には「私は私でいいんだ」と思えるようになるということ。

その状態は「自信がある」状態ともいえるので、判断の基準に自分を持ってこれるようになります。
「自信満々」って日本では高飛車で良くないイメージの方もいるかもしれませんが、
本来自信とは、自分を信じる力のことなので、何かを決めたり選んだりする時「自分ならこうする」と思えることは生きる上でとても重要なんですね。

相手は相手、自分は自分という感覚も同時にできてくるので、周りの目に振り回されて苦しいということも少なくなってきます。

 

自分と向き合う必要性を感じる人は、今の現実を変えたいと思っていらっしゃるのではないでしょうか?

今何が辛くて、どう変えていきたいのか。

はっきりわかっているならゴールに向かって進むのみですが、それがわからないという方も多くいらっしゃいます。

わからないことは悪いことではありませんから、まずは自分が「わからないんだな」ということに気づけて良かったな、と思ってみてくださいね。

 

そして、自分と向き合うには最低限、今の自分の状態を知らなければなりません。

自分を知るということは、現状を把握して改善策を考える為にとても重要なプロセスです。

自分はどんな人で、何が好きで、何がつらくて、これからどうなりたいのか・・・

まずは自分を知ってみましょう。

そして、「わからない」とか「なんで?」にぶつかった時、一緒に答えを探してみませんか。

自分でできることは沢山ありますが、人からの言葉で気づくことも多く、何よりこの「気づき」こそが、自分を変える為の一歩。

ベースになる部分であり、一番重要な部分だと私は思っています。

 

あなたが次の一歩を踏み出すお手伝いができれば幸いです。

予約をする(空席確認)

有城 蘭のカウンセリングのご予約確認(24時間対応) ※お電話によるご予約は、 電話による予約方法(フリーダイヤル)でご確認ください。