やりたいのにできない

今持っている価値観の中には、

自分が幼い時に取り入れたものもあるし、

親や近しい大人から「これが正しいんだよ」と教わり、植え付けられたものもあります。

 

幼い頃は、何が正しくて間違っているのかもよくわからないので、

大人の言うことやその時感じたことが正しいと思い込んでしまって、

その後もずっとそれを持ち続けることがあります。

 

そうして特に抵抗感もなく持ち続けた価値観は、

実は今の自分の行動にブレーキをかけていることがあります。

でもこれは、大体が無意識の範疇で、

なかなか自覚する事ができません。

 

そのブレーキが苦しさの原因になる時は、

やりたいのにできないとか、

やった方が良いとわかっててもできないとか、

思考と行動が食い違ってしまう時に働いていたりします。

 

本当はこうした方が良いんだろうな…

と思っているのにできないのも、なかなか苦しいですよね。

その行動を制限しているものは何か…

そこに目を向けてみても良いかもしれません。

もしその時、昔から持ってる自分の中の常識が、

「〜だからしなきゃダメなんじゃないか」と言っているなら、

今の自分に本当にそれが必要なのか?

と聞いてみるのも良いかもしれません。

 

心の中の、かなり深い領域になってくるので、

聞いても答えがすぐ返ってこないかもしれませんが、

何度も繰り返すうちに少しずつ、

「〜しなきゃいけない」という思い込みが解れたりしてきます。

そうすると行動するのがスムーズになったり、

気持ちが楽になったりします。

 

本当はどうしたいと思っているか、

本当に必要なのは何かを自分に聞いてあげることは、

最終的に自分の心が解れて楽になるために、

すごく大事だなぁと感じています(^ ^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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