それぞれの道

周りの人やSNSの中の人達を、つい羨ましく思ってしまうことありませんか。

あの人いいなぁ。と、憧れを含んだ賞賛の『いいなぁ』は、

自分へのプラスの刺激に変えることができますが、

羨ましい気持ちから、嫉妬、そして相手への攻撃になってしまうと、

自分の心も同じように大きく削られてしまいます。

 

でも生きていると、全く誰とも比較しないで過ごすのも難しいですよね。

色んな情報は常に入ってくるし、誰だって誰かを妬みたいわけじゃない…

 

他人と自分を比較して苦しくなった時、

『私は私』と自分に言い聞かせている方もいるかもしれませんね。

私もたまに、そうする時があります。

その時は、自分の前に一本道が続いているのをイメージします。

そして周りを見渡すと、周りの人達の前にもそれぞれ道が続いている。

立派だったりキラキラして見える道もあるけど、

そのどれもが、私の道では無いんです。

 

私の道は、私の前にしかない。

そして、その道を通れるのは私だけ。

その道に落ちてる小石を拾ったり、凸凹は跨いで乗り越えたり、

途中でひび割れをジャンプしたりして、進んでいくのです。

周りの道がどんなに立派に見えても、その道はその人だけのもので、

羨ましくてもその道が自分のものになる訳では無いから…

それなら、私が進むこの道を、少しでも快適に進めるように何ができるかな?

と色々試行錯誤してみる…

私ができることはそれくらいしかないなぁ…と思うのです。

 

そんなイメージをしていると、

いつの間にか不安で不安定になりかけていた心が、

ちゃんと自分を取り戻すのを感じます。

私は私。これでいい。

どんな道だっていいじゃない、だってこれが私の道なんだから。

そう思えた時、周りと比べて無自覚に感じていた劣等感や不安のようなものが、

消えるというよりは、

それごと受け止めてあげよう、みたいな気持ちになるのです。

誰かと比較して苦しみながら生きるより

自分のことを丸ごと受け止める生き方ができたらいいなぁ…

といつも思っています(^ ^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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