安心できる人
誰かに傷つけられると、否定された気がして辛いですよね。
または、自分の存在価値を見出せなくなってしまったり、
周りは全て敵のように思えて孤独を感じるかもしれません。
体験したことが辛ければ辛いほど、記憶に残って、元気はなくなります。
それだけのダメージを負ったということですよね。
無理にその傷に蓋をしようとしてもできなかったり、そもそも蓋をしても傷は癒えないことが多いです。
昔読んだ本の中に「ヒト(他人)からつけられた傷は人に治してもらう」とありました。
直接傷をつけてきた人に、こちらの傷を治してもらうのは難しいけれど、
今の自分の傷を、痛みを、
わかってくれる人に話を聞いてもらう、受け止めてもらう、辛かったんだと理解してもらうことで、
心は癒されたりします。
自分で自分の心の傷を癒すことも可能ですが、
それをするには、まず自分と向き合うという前提が必要で、少し時間もかかります。
自分と向き合い、自分を知ることで、
やっと痛む傷口の原因がわかり、適切な手当ができるようになってくるからです。
最終的には、もちろん自分自身と向き合うことはとても大切で、
今後の自分をいかようにも変化させることができると思うのですが、
たった今できることは、その痛みを誰かと共有することです。
一人で泣かなくていいのです。
一人で我慢しなくてもいいのです。
誰かに「こんなに辛いんだよ」という気持ちを受け止めてもらうことで、孤独感を小さくできます。
自分の想いをわかってもらうことで、自分の価値を守ることができます。
否定したい人には否定させておけばいいけれど、
あなたのことをあなただけは、否定しないで欲しいのです。
ただこれは、間違った相手を選ぶと傷が大きくなる場合もあるので、
選ぶべきはやはり「安心できる人」ですね。
もし周りに、安心して話せる人がいないと感じたら、
この人なら聞いてくれるかも、と思えるようなカウンセラーを探してみてください。
このくれたけ心理相談室にも沢山の素晴らしいカウンセラーがいて、
遠方であればオンラインでも対応してもらえます。
誰かにつけられた傷は、安心できる違う誰かに癒してもらいましょう。
そして少し元気が出てきたら、自分と向き合うのは、それから。
これからどうして行きたいのか、どうすれば良かったのだろうと考えるのは、
もう少し元気になってからで良いと思うのです。
どんな時も安心できる、寄り添ってもらえる存在がカウンセラーだとしたら、
私はいつでも、そんなカウンセラーで在りたいと思っています(^^)
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