それぞれの気持ち

例えば子育てのことや夫婦関係の話など、

久しぶりに会った友達と話したりすると、

なんだか自分の考えとは違うな…と感じることはありませんか。

 

もちろん、みんなそれぞれ良いと思う子育てをしているし、

夫婦の在り方もそれぞれ。

どれが良い悪いということでは無いのですが、

自分がやっていることが「自分が選んだもの」だから、

自分の選んだこと、相手が選んだことは、

違っていても良いし、違っていて当然なんだと思っていいんだと思います。

 

でも、もし相手が少し強めに自分の思いを主張したりする人だったら、

そしてそれを聞いているあなたが、自分を主張するのが苦手だったとしたら、

相手と違う自分を責められたように感じることもあるかもしれませんね。

相手がどんな言葉を使ったかによって、

場合によってはひどく傷つくことも…

 

でもそんな時は、

自分はどうしてそれが良いと思ってきたのかを思い出して欲しいなと思います。

みんな、自分の価値観のベースは違うから、

若いうちからしっかり自分を持てる人もいれば、

大人になっても心が不安定な人だっているし、

何をどう取り入れるかはそのベースによって変わってきます。

 

明らかな過ちに気づいたなら直せば良いだけだし、

「なぜあの人にここまで言われなきゃならないの?」という思いがあるなら、

相手の否定に対して反発する気持ちがあるということなので、

相手とは違う自分の思いを自分はちゃんと持っているということなんです。

 

そして、相手の主張を「自分が否定されたような気がする」と受け取っているのも、また自分なんですよね。

相手はただ、自分の考えを言っただけで、あなたを否定するつもりは無かったかも知れません。

こういう「気持ちのすれ違い」のようなことは、友達に限らず、あらゆる人間関係において起こり得ることかなと思っています。

 

相手と自分の意見が違う時、自分はどんな反応をしているかで、

自分が持っている考え方の癖がわかったりするので、

その後の気持ちの処理も適切に行えば、後々まで引きずることなく、

その意見を参考にして、自分の糧にできたりもします。

 

せっかく1人では味わえない経験をしたのなら、そこから何かを得られたら良いな、と受け止めてみるのはどうでしょうか(^ ^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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