いつも頑張っているあなたへ

6月に入りましたね。日々あっという間に感じます。

 

私は昔、頑張ることは良い事だと思っていて、いつも何かを頑張っていました。

そこに無意識の完璧主義も発動していたので、とてもとても頑張っていました。

頑張っている時は、やる事があってそれを何とか成し遂げようと必死なので、頑張ることは当たり前だと思っていました。

そしてこれは自然の流れなのですが、人の状態も波のようになっていて、

どんなに頑張りたくても頑張り続けることはできないようになっています。

なにかしらの反動があって、頑張った分だけ自分に返ってくる。

それは結果もそうですが、自分にかけた負担も同じように返ってきます。

頑張り過ぎてうつ状態になってしまう人は、自分が自分の限界を超えて頑張っていることに気づいていない場合があります。

そして、とても頑張ったので、反動で返ってくる負担も大きく、くたくたに疲れた心と身体ではそれを受け止めきれなくなってしまうこともあります。

頑張れば頑張った分だけ、心も身体も疲れますから、本当はその分ちゃんと休息を取らなければなりません。

でも、ここがきっと難しいのでしょうね。

自分が今、どれくらい頑張っていて、どれくらい休息が必要かは目に見えないからです。

 

頑張り過ぎていた私は、何度かバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥り、鬱病と勘違いして心療内科を受診したこともありました。

それくらい大きな負担が反動となって自分に返ってきていたのですね。

何かを頑張った後に調子を悪くする、ということを人生で何度か繰り返し、

「つい頑張ってしまう」という自分の中の自動思考に気づき、

頑張らない自分を許し、

頑張ろうとする意識を緩め、

自分の状態をいつも意識するように過ごすうちに、

「頑張り過ぎる」ことを手放すことができました。

 

「頑張る」とは「頑なに張りつめている」ということ。

いつもピンと緊張し続けなければならないのは、やっぱりしんどいですよね。

その張りが少し緩んだっていいんです。緩めてあげていいんです。

頑張ることがダメなんじゃなくて、

頑張った分の休息をしっかりとってバランスを取ることが大事だなと思います(^^)

 

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

コメントはお気軽にどうぞ