何度でも

私はよく新しいことにチャレンジしたり、とにかくやってみようと思うことが多いのですが、

何かを習得したいというよりは(それもあるのですが)、それをしようと思って一歩踏み出してみることや、実際にやってみてどう感じるのかを知りたくて、とりあえずチャレンジすることにしています。

何事にも最初の一歩はありますが、これがなかなか難しいですよね。

新しい何かを始めるには不安がつきもので、この不安が邪魔をしてチャレンジを阻むことはよくあります。

でも、不安に理由をつけて何にもチャレンジできずにいると、今の現実は変わりません。そして、自分が新たに学ぶ機会も逃してしまいます。

最初の一歩は確かに怖くて勇気がいるけれど、

その一歩が何歩も繋がって、歩みが進むうちに、現実が変わってくるのかなと思います。

そして、実際にやってみて初めて、その物事に対して自分がどう感じたのか知ることができます。それに触れて学ぶことができます。これは、やった者にしかわからないことで、経験するということは人生の引き出しを増やすことだと思っています。

この引き出しは、もう使わないかもしれないし、思わぬところで役に立つかもしれない。

どうなるかはわからないし、どう使うかも自由です。

でも、引き出し自体を持っていないと、何にも使えない。何も知らない状態です。

 

自分が増やした引き出しをその都度上手に使えたら良いのかもしれませんが、私はとりあえず、引き出しを増やすことが好きなようです。

自分が上手に使えているかはともかく、色んなことを経験して知ることで、できることが増えたり、考えたり、人の為に使えるようになるのかなと思っているからです。

とにかくやってみるということには、当然失敗もあります。

思うようにいかなかったり、こんなはずじゃなかったと後悔したり、焦ったり、悲しかったり、落ち込んだり、悔しかったり…

失敗することでしか味わえない感情がありますね。

私は失敗した時も、その感情を知る機会だと捉えるようにしています。失敗した自分を責めるのではなく、ただ甘やかすのでもなく、その時の感情を自分で受容して、この失敗に対してこんな気持ちになるんだな、と自分を知る機会に変えます。

成功しているだけじゃわからないことを知る。嬉しい、楽しいだけではない感情を味わう。

自分の中にある色んな感情は、色んな場面でこそ出てくるので、私はどんな時にどんな風に思う人なんだろう?と、自分探しのような感じで、楽しもうと思っています。

勿論、失敗したら落ち込みますけど…

失敗したということは、そのやり方は間違っていたんだと知ることができる。これも、大事な一歩だと思うのです。

上手くいく時、いかない時、どうすればいいんだろう?と悩む時。

これが試行錯誤というもので、試行錯誤を繰り返す人生の方が彩り豊かな気がします。

失敗を恐れない、とまでは言いませんが、失敗してもいいんだとはいつも思っています。むしろ、失敗するだろうなと。完璧ではいられませんので、失敗はつきものです。

失敗しても、また立ち上がればいいんですよね。私はそうやって、今まで何度も転んでは立ち上がってきたので、

今ではもう、失敗したら仕方ない。大丈夫。またやり直せばいいといつでも思うようになりました。

何度も失敗すると、人は強く、しぶとくなるようです(^^;)

落ち込んでもまたいつか、きっと立ち上がれる。

そう自分に思えるようになってから、自分は随分と生きやすくなったなぁ…と実感することが増えました。

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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