心が傷つく
「心が傷つく」って、どんな時でしょう?
他者から傷つくことを言われたりされたりすれば、当然傷つきますよね。
また1人の時でも、過去の嫌な記憶に傷つくことや、孤独を感じたり、
自分に対して批判・否定ばかりしていても傷つきます。
けれども後者は、やはり他者とのやり取りの過去や体験からそうなってしまう、という背景があるように思います。
結局人は、誰かとの関わりの中で傷つくということを体験しているのではないでしょうか。
他者がいるから比較したり、輪に入れない孤独を感じたり
過去の嫌な記憶だってそこには自分以外の登場人物がいるはずです。
生きていれば傷つくということは自然なこと、と私は捉えています。
傷つかずに生きることの方が難しいと思うのです。
でも、傷つきは自分で癒してあげられるんですね。
まずはご自身の痛みをしっかり受け止めてみてください。
痛みを受け止めると聞くと、辛そうなイメージかもしれませんが、
「あぁ、辛かったね。痛かったね。」と、包み込むように
ご自身の痛みに寄り添ってあげて欲しいのです。
誰よりも悲しくて、辛い、苦しい、痛いと感じたのは
あなた自身の心です。
その痛みを、誰よりもわかってあげられるのは自分だけ。
誰にもわかってもらえなくても、あなただけにはわかっていて欲しい。
心の痛みは、誰かにわかってもらえると
嬉しくなって、そしてゆっくり消えていきます。
痛くて泣いていた心を、安らぎと共に成仏させてあげられると
心の傷も、ゆっくり癒されていくはずです。
人を傷つけるのも、人に傷つけられることも簡単に起きてしまうのですが、
傷つきを癒していくのは、傷つけられた側なんですよね…
ただ、癒しの段階で他者の力があると、癒しのスピードは格段に上がると思います。
傷つけた側の誠心誠意の謝罪や、その後の反省の姿を見ることで、相手を許そうと思えたりします。
この「許す」というのも、心の癒しの1つです。
相手を嫌い、憎しみ続けている間は、心がずっと苦しさに囚われてしまうからですね。
そして、その傷つき体験を、誰か別の人にわかってもらうということも癒しに繋がります。
自分で自分に寄り添うのと同じように、
誰かに親身になって寄り添ってもらうことでも安心感が生まれて、
傷ついた心が和らいでいったりします。
だから、この人になら話せるなと感じる人がそばにいるなら、
その人に頼って甘えさせてもらうのも1つの手かなと思います。
色んな方法で傷を癒すことは可能だと思うので、
ゆっくりでいいから、今の痛みを手放して、
また心から笑えるあなたを取り戻せますように(*^^*)
私はカウンセリングの場で、いつもそんな気持ちを持ちながら
皆さんの心に寄り添うことをさせていただいております。
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