そこにあるのは、どんな言葉?

相手のちょっとした指摘や言い方に

傷ついたり落ち込んだりしてしまう時は、

そのような状態になる受け止め方をしているのかもしれません。

 

相手にどのような意図があったにせよ、

その言葉で傷ついたことは事実。

ただ本当に、傷つくに値するような言葉や指摘だったのでしょうか…?

 

相手がどんな気持ちで言ったかを想像しても、

きっとこういう時はネガティブ寄りの想像をしてしまいがちですね。

大事なのは、その時に自分はどんな気持ちになったのか。

どんな言葉が頭の中を過ぎったのか、です。

 

その言葉は、もしかしたら今回だけじゃなく

何かあれば過ぎる慣れ親しんだものかもしれません。

でも、その言葉のせいで、

より大きく、深く、傷ついているかもしれません。

 

その言葉が頭を過ぎったらぜひ、「本当にそうなの?絶対?」と聞いてみてくださいね。

それでも同じような言葉を繰り返すようなら、

もしそう言っている友達がいたらなんて声をかけてあげるか、を想像してみてください。

 

例えば「私は何をやってもダメだ…」という言葉が過ぎったら

「本当に?何もできることはないの?1つも?」と聞いてみる。

「できることなんかない」と頑なな返事がしたら

そう言っている友達をイメージしながら

自分だったらなんて声をかけてあげるかを想像してみてください。

「そんな事ないでしょ。○○とか◽︎◽︎とかはできるじゃないの」とか言ったりしませんか?

 

そうやって、落ち込んだ時に頭に浮かぶ言葉に反論してみるんです。

自分を否定する言葉に反論する。

そこに根拠もあると尚良いですね。

「全て完璧な人なんていないんだから」とか。

 

落ち込みやすい人は、落ち込みやすい思考を持っていたりするので、

日頃からその思考に反論する気持ちで過ごせると、

自然と落ち込みにくくなっていきますよ。

 

自分の気持ちに振り回されることが少なくなってくると、

息がしやすく、肩の力が抜けるような

自然と笑顔がこぼれるような、

そんな「自然な姿の自分」で過ごせるようになってくるので、

ほんの少しだけ、自分の声に耳を傾けてみてくださいね(*^^*)

 

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

コメントはお気軽にどうぞ