生きてるだけで、いいんだな

わが家で飼ってるヨークシャーテリアのコロンは、メスです。

紹介してもらったブリーダーさんから直接買いました。

本当は違う子を選んでいたのですが、なんと生まれて間もなくコロン以外の兄弟が不幸に遭い、

コロンだけが奇跡的に生き残りました。

 

ブリーダーさんからは謝られましたが、私はその時、本当にわが家に来るべき子はこの子だったんだなと思いました。

(兄弟の不幸の話は本当に悲しかったですが…)

そうして迎えたコロンに、トイレや待てを教えたりしつつ、

私は動物を飼うのが人生初だったのでとてもドキドキしていました。

 

コロンが生まれて4ヶ月が経ったある日の朝、突然痙攣を起こして倒れました。

私は驚いて、怖くて、急いで病院へ。

血管異常である「門脈シャント」という生まれつきの病気があることがわかり、

1.2キロしかない身体で生きるか死ぬかの大きな手術をしました。

 

まだほんの少ししか一緒にいないよ?

まだほんの少ししか生きてないよ?

いなくならないで、どうか、どうか…

 

と不安で泣きそうな私に先生が「軽度か重度かで言えば、重度です。でも大丈夫。絶対助けます」と言ってくれました。

その時、絶対なんてほんとはないのに、

この力強く言い切ってくれた先生の言葉がとても嬉しくて、心の支えになりました。

絶対、生きて帰ってくる。

そう心から思えました。

 

難しい手術だったのですが、先生は本当に言った通り手術を成功させて

コロンはわが家に戻って来ることができました。

そこから毎年、年2回の入院検査と血液検査を定期的にして、

身体の負担が少ない食事やサプリでサポートをして、

先日の11月16日で、コロンは9歳になりました。

 

これまでの間に何度か死を感じる瞬間がありましたが、

それを乗り越え、今日もここで生きています(*^^*)

命って、なんだかすごい…

と、コロンを見てると思います。

生きてるだけで、良いんだな。と思えます。

 

本当はただ生きていてくれるだけで良いのに、

対象が自分や家族のことになると、急にあれこれ条件をつけたり

頑張らなきゃとか比較をしたり…

基本のシンプルなことを忘れて、

ちょっと欲張りになってしまうのが人なのかもしれませんね。

 

何かにしんどさを感じたら、私はいつも

「今日もただ生きているだけで良いんだよ」と思うことにしています。

今日もありがたい1日が始まりますね(^ ^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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