ずっとこうして欲しかった

自分との向き合い方には

それぞれのやり方があると思います。

私の場合は、

自分の中にいるもう1人の自分に

話しかける感じです。

 

その時は、

より具体的に相手となる自分をイメージします。

大抵は、子供の私が出てきます。

意図していないけど、

大体子供の姿をしていることが多いんですよね。

 

自分と対話する時には

何かしらの問題が生じている時で、

結構しんどいからこそ

向き合わなきゃ…となったりします。

 

その背景に何があるのかな…

と思いながらイメージしていくと

子供の私に会ったりするので

その問題の根本は、

その頃(小さな自分の姿をしている頃)に

あるのかな…と思います。

 

その時は幼すぎて

何も考えていなかった気がしますが、

今改めて話しかけると

ちゃんと答えが返ってきたりします。

 

その時、

その子が話す言葉を受け止めて

そっか、そうだったんだね。

辛かったね。頑張ったね。

と、そんな風にその子と対話を続けます。

 

すると、その頃感じていた感情が

記憶と共に蘇ったりして、

涙が出てくることもあります。

 

でも、それこそが大事で、

長い間、誰にも聞いてもらえなかった思いが

溢れた瞬間なんですよね。

 

その子にとことん溜まった思いを吐き出してもらったり、

一緒になって泣いたり、

その思いに共感してるうちに

だんだん心が落ち着いてきて、

1つの気持ちが出てきます。

 

「あぁ、私はずっとこうして欲しかったんだな」

 

そんな風に感じて納得していく、

その過程こそが

自分を癒している状態なのだと思います。

 

小さな頃に感じた思いが

何かの影響で閉じ込められたまま。

ずっとそれを気づかずに抱えてきて、

そのせいで今の自分が

「もうしんどいよ…」となっている状態。

 

この時やっぱり必要なのは

頑張ろうと自分を奮い立たせるよりも、

まずは元の苦しさを手放すこと。

 

苦しさが小さくなることで

癒されていきますから。

 

癒されると元気になって、

また頑張ってみようかな…と思えたりしますから。

 

そう思えないうちは、

頑張れないし、

頑張らなくても良いのではと思っています。

 

このやり方は、

心理療法のゲシュタルト療法を元に、

自分なりにアレンジしたものです。

(自分でとりあえずやれるように簡素化したものです。

実際にゲシュタルト療法をやる際には、それを扱える人に立ち合ってもらうことをお勧めします)

 

想像するのが苦手ではない方にとっては

このやり方は結構効果も感じられるのでは…と思っています。

 

ただ、どんな療法も向き不向きがあるので

そこはその人の得意とする分野や

抵抗感の少ないものを

選んだ方が効果が期待できると思います。

 

自分と向き合うとか

自分を癒すとか

 

言葉にするのは簡単ですが

実際どうやるのかイメージがつきにくいかな…と思ったので、

私の場合という目線で書かせていただきました。

どなたかの参考になれば幸いです(^ ^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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