突然のできごと

先週末のことになりますが、

信号待ちで停車中に、後ろから別の車に追突されました。

一瞬、何が起きたのかわからなかったのですが、すぐにぶつけられたのだと認識し、

一緒に乗っていた娘と犬の無事を確認しました。

 

後ろから人が降りてきて「大丈夫ですか?」と聞いてくださり、その時は「はい」と答えました。

実際、どこも痛くなかったし、それなりに衝撃はありましたが、シートベルトも締めていたので車以外の被害は無いと思いました。

後ろの方は、前方に私の車が止まっていることはわかっていたけど、路面が滑って全く止まれなかったと。

本当にここ数日、札幌の道路はスケートリンクのようにピカピカツルツルです。

 

誰も大怪我をしなかったので、駆け付けた警察の方に事情を説明。

すると、今後病院へ行くなら人身事故扱いとなり、現場検証が必要と言われ、その現場検証の人達が到着するのを待つことになりました。

この年の瀬に、残り一枠も予約の枠が空いていない犬のトリミングに行きたかったので、

物損事故としてその場でさっさと処理を済ませたかったのですが、娘も乗っていたし、こういうのは後から痛みが出てくるとよく聞くので、

後から病院に行くことになるかもしれないと現場検証の人達を待つこと3時間。

 

事故から1時間ほど経った頃に、私の首の後ろがじわじわと痛み始めてきました。

事故直後は全くどこも痛くなかったのですが、後からわかったことですが、

直後というのは興奮していることもあって痛みを感じるのが遅れてしまうことがあるそうです。

 

部活後にお腹を空かせていた娘は、行くことも帰ることもできない状況に「最悪だ」とつぶやいていましたが、

私は「誰も大怪我しなくて良かった。相手の人が怖い人じゃなくて(いい人でした)良かった。相手の人がちゃんと保険に入っててくれて良かった。ぶつけられたのが新車じゃなくて良かった(来月納車予定でした)」などなど・・・

考えられる良い事全てを頭の中に並べ立てていました。

事故に遭ったこの状況で、この雪の中、トリミングには間に合わず来年に持ち越し。

この後行く予定だった買い物やご飯も、行けるかどうか・・・

さらにどんどん痛くなる首。悪いことを数えたらきりがない気がしてきます。

 

でも、同じ状況でも、ラッキーだったなと思うことも沢山ありました。

どうせ考えるなら、良かったことを考えようとするうちに、事故に遭ったことは不幸中の幸いだったな、大したことなくて良かったと思えてきました。

誰かが血を流したわけでもなく、3時間経てば家に帰れることも幸せです。

トリミングは予約を取り直せたし、首は少し痛いけど身体は動くし、ご飯も食べられます。

車の問題は少し出ましたが・・・それでも、大したことではありません。

 

トラブルとは、本当に予測もしないところからある日突然、襲い掛かってくるものですよね。

そんな時、ついネガティブな気持ちで心がいっぱいになってしまうと苦しくなるのですが、

この「今の状況」でいくつ「良かったこと」を経験できたのか、に目を向けることができたら、

今日の出来事もいつか笑って話すことができるようになる。

と、私はいつも思っています。

少し通院生活が続きそうですが、今日も普通に生きて、動いて、ご飯を食べられることに幸せを感じています(^^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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