見直すこと

先日のブログの続きのようにもなりますが、

今、家の収納の見直しにはまっています。

わが家は物がとても多くて、その割に収納スペースは多くないので、

気を抜くと雑然としてしまいます。

でも、物が散乱した部屋は私にとってはあまり居心地が良くないので、

なるべくスッキリと片づけられるようにしてきたつもりでした。

 

けれど最近になって、色々と使いにくいのに我慢して(頑張って)使っていたことに気づきました。

以前断捨離の本を読んだ時は、断捨離の理屈はわかっても実践できませんでした。

なぜなら物に対する思い込みが強いからです。

これは〇〇からもらったものだ、これはあの時に買ったものだ・・・

物と一緒に人や記憶をセットにしているので、なかなか手放せません。

今もときめくかと言えばときめくし、ものすごく邪魔なわけでもない。

いつか使うかもしれない。またその時がくるかもしれない。

私の心は「今、ここ」には向いておらず、過去やいつかの未来に向かっていました。

そして、面倒な手間を踏んでいたり、毎回余計な体力を使っていました。

 

断捨離をしているわけではないので、極端に物が少なくなっているわけではないのですが、

使いにくい仕切りをサイズの合った物に変えて収納したり、

同じキッチン用品がバラバラな場所にあったのを一つの場所にまとめたり。

当たり前に思うかもしれませんが、それが当たり前ではなかったわが家なので、

きちんと整理収納すると、思った以上にスペースが生まれて、

今まで置く場所が無くて部屋の隅に置かれていた物に居場所を作ることができました。

 

これをするだけで私の日々の動線がとてもスムーズになり、生活の質が上がった気がします。

こんな小さなことでも、数日かかって取り組んでいると、

終わらせた時の達成感はとても大きいです。

見てみないフリをして過ごしてきたこの9年間。

なんとなく過ごせたのでそのままにして、自分の快適への追及を怠ってきましたが、

自分が快適に過ごす為の環境を変えることで、

いつものわが家でいつもと同じことをしても、喜びが生まれるのです。

すでに沢山持っている物にも、今回をきっかけに手放すことにした物にも、

自然と「今までありがとう」という感謝が湧いてきました。

残す物は今まで以上に大切にしようと思えるし、

今回捨てる物を見て、不用意に買うのはやめようとも思いました。

物を整理することで自分の中も整理されたようなスッキリ感を味わうことができました(^^)

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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