私なら大丈夫

普通に生活しているだけでも、何かしらの出来事が起きたりします。

日々、色んな事が起きて、色んな気持ちになりますよね。

 

これらをストレスの元として考えると、

これらの出来事や状況を起きないようにコントロールするのは難しいんです。

 

でも、その出来事や状況をどのように受け止めるかはコントロールができるのです。

そして、その後にどう行動していくかも、自分で決めていくことができます。

 

「大して何も考えてないんだよね〜」と言いながら、いつも穏やかで幸せそうな人は

自分にとってストレスになるような受け止め方をしていないのかもしれません。

言い換えると、「自分が辛くならないように」受け止める・考える事が、得意なのかもしれません。

そういう人は、「まぁいいか」とか「大丈夫、何とかなるよ」と自然に思えることも多そうです。

 

その受け止め方や思考が、自分にとって無理の無い、苦しいものじゃないから

ストレスをあまり溜めることなく上手に流せることができて、

その結果、いつも「自分らしい自分」でいられるので

穏やかで幸せに過ごせているのかもしれません。

 

そう考えてみると、物事の受け止め方は、人生にとても大きな影響がありそうですよね。

その受け止め方だって人それぞれ違うし、

それがその人らしさであり、否定するものではないと思います。

 

どんな受け止め方をしていたとしても、

それ自体を「私はこれでいいんだ」と思えたなら、それで良いですよね。

ただ、「これでいいんだ」と思えないから、辛くなる…

これで良いと思えないと言うことは、これじゃダメだと思っている可能性があるからです。

 

自分自身に「大丈夫」と言ってあげられるようになれるということは、

「自分は大丈夫なんだ」という感覚を手に入れるということでもあると思います。

何が起きても「自分は大丈夫」「自分なら何とかできる」と思える力を自己効力感といいます。

 

辛い状況や気持ちを整理していく時、受け止め方にアプローチすることも大切ですが、

ベースにこの自己効力感があると、色んなことに対して

「じゃあやってみようかな」という気持ちになりやすかったり

上手くいかない、となっても「じゃあ違う方法でやってみるか」のように切り替えたりもできるようになってきます。

私はこの自己効力感は、粘り強さやチャレンジ精神とも関係があると感じています。

 

心へのアプローチは色んな角度から、色んなやり方ができるので、

その人に合ったその人なりのやり方を一緒に見つけていけたらと思っています。

 

「私なら大丈夫」  そう思えるようになるということは、

自分に対する絶大な信頼感があるということで、

心が安定して困難に直面しても、自分の力で乗り越えていけるようになるんですね。

あなたはあなたの中の、何の力を育ててみたいですか?

私は自分の中に、何を育てようかなぁと考えることも好きなのですが、

お話をしながら、相手と一緒に見つけていくことも大切にしています (*^^*)

 

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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