自分を認める
7月も3分の1が過ぎようとしています。
暑い日々の中、いかがお過ごしでしょうか。
実は春先から庭づくりをしています。
新しく花壇を作ったり、アーチやフェンスを作ったり。
それを考える時間、実行している時間は夢中で楽しいですが、もちろん体は疲れもします (笑)
それでも私はこの先も、何かはずっと作り続けたいと思っています。
ここで少し私の話をすると、私は元々とても自信が無く、自己肯定感もゼロ状態でした。
当時はもちろん、そんな自分の内側には気づいていないので、
周りからは表面的には行動的に見えたのだと思うのですが、
内側は何も足りてない・孤独や寂しさもあって、
私には価値が無いと思っていました。(無意識下で)
そんな私ですが、子供の頃から図画工作は得意でした。
小学生〜高校生まで、美術や技術の授業は5以外取った事が無く、
記念の文集の表紙や挿絵も何度も描かせていただきました。
絵や作った物を褒められる事くらいしか、無かったからかもしれませんが、
いつしか自分は、美術も技術も得意なんだと、それだけは認識できるようになりました。
でも、得意な事があったって、自己肯定感は上がりません。
なぜなら、私にとって得意な事は、他の人にも簡単に出来る事で、
特別でも何でもないことだったからです。
「私なんかができるんだから、他の人はもっとできるんだろう」と、ずっと思っていたので
せっかく選んでもらっていても、それを特別だと思うことはできませんでした。
当時の私は、せっかく得意な事があって、それを自分でも実感しているのに
心の奥底ではそれを受け取れていない状態でした。
だから、本当の意味では、自分で自分の特技を認めることはできていなかったんですね。
自分を認めるって、難しいなと何度も感じました。
だって心の奥の方が、反発してくるんですから。
でもそこは、本来の私が探究心旺盛だったり、
今より良くなる未来を信じる生き方がしたかったので
ひたすらにコツコツと、何年も自分と向き合う作業を続けることで克服できた部分でもあります。
もちろんまだまだ人生の課題はありますが、
今はそれすらも楽しみながら、
いつかそこに辿り着く自分をイメージできるようになりました。
自分のことを認めることや、自分のことを好きになるのは
それができない人からしたらとても難しく感じるかもしれません。
でも、自分を受け入れ認める事ができたなら、
嫌いだった自分を好きになることもできるのです。
しっかり自分を愛してあげられると、
つらい、苦しいと感じる頻度が確実に減っていきます。
つらいと思うことがゼロになるわけではなくとも、
つらさから立ち直るスピードは確実に上がります。
私は今も、色んなものを作り続けています。
それは自分の為だったり、誰かの役に立てたらという想いからだったりしますが、
もう「私なんかが…」とは思っていないので、
私が作った物は、私にしか作れなかったのだと思えるようになりました。
そこにどんな価値があろうとも、誰にどう思われたとしても
私が考えて動いた事実が、目に見える物として残るのですから。
この感覚こそが、「自分を認める」っていうことなのかなぁ…なんて思ったりします。
誰かに認められる為に作るのではなく、
自分は作れる・作りたいと思うから作る。
何も無いところから、何かを生み出すということは
自分自身のエネルギーを感じたりするのです。
私は作家活動も16年以上していますが、
物を作るということから、本当にたくさんのことを学び、気づかせてもらいました。
だからこの先も、この手が動く限り、
私は作り続けるのだと思います(*^^*)
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