なぜ働くのだろう?(#251)

おはようございます。今日は5月の最終日。

今月のくれたけのお題2つ目である

『あなたは何故仕事をするのでしょう。何故、学校に行っていた(いる)のでしょう』

について、書かせていただきますね。

 

私が仕事をする理由は、「したいから」です。

私は今になって、自分がしたいかどうかで動けるようになってきました。

でもずっと以前は、「やらなきゃいけないから」が理由だったと思うのです。

 

私は40歳を過ぎてからも大学生の期間があり、

勉強するという事をこんなに積極的にする自分がいるんだと改めて知りました。

学ぶことで知りたい知識を得ることが嬉しいので

頑張って勉強しているという感覚ではなかったんですよね。

 

その学びは今のカウンセラーという仕事と結びついているわけでもありますが、

この仕事を選んだこと自体、じっくり考えた末というより(考えたのですが)

20年かけてここに来るようになっていたんだな…という感覚というか、

納得感のようなものが大きいです。

 

学生当時、心理学部ある大学は今よりずっと少なくて、

札幌には国立と私立の2つしかありませんでした。

そんな狭き門を通って大学に通ったのに、私は心理職を選びませんでした。

就職先が少なかったというのもありますが

「私には向いてないんじゃないか」という思い、不安が大きくて、

そこを乗り越える勇気が無かったんだと思います。

 

無意識では「自分のこともままならないのに、人様の事まで背負うほどの器では無い」ということを、わかっていたのでしょうね…

もちろん、実際のカウンセリングは「背負う」のとは違いますが、

当時の私には重たく感じるものでした。

 

その重さも含めて、それと向き合いたい・仕事にしたいと思える日が、来たんです (*^^*)

結局、私はどう生きていきたいのかを考えた時、

自分の力で生きてみたかったのです。

自分が今ある力を使って、それを仕事に生きてみる、ということを

してみたかったのかもしれません。

 

そして、なんの仕事?と考えた時、

私は人と繋がっていたかったのです。

人がいるから、私はここまで来られたのですから、

これからは恩返しのようなつもりで、人のお役に立てる仕事をしたいと思いました。

 

そこまで考えると、もう私の中にはカウンセラーしか無かったんですよね。

「向いてないんじゃないか」よりも「どうしてもやりたい」が勝りました。

学生当時、乗り越えられなかったものを20年かけて乗り越えられた瞬間だったのかもしれません。

 

すごくまわり道をしたようにも見えるのですが、

そのまわり道のおかげで、人生が豊かになったのは間違いないので、

まわり道ではなく必然だったと思っています。

 

私はカウンセラーになる為に、その器を用意するために

20年以上、色んな違うものを見て経験する必要があったんだな、ということで納得しています。

 

そしてこの仕事の何より素敵なところは、

相手の喜びが自分にも返ってくること。

人がだんだん笑顔を取り戻したり、何かに気づいてパッと顔が明るくなった瞬間、

私の中でも嬉しさが広がります。

 

会社都合の解雇や定年などに縛られることなく、

自分がやりたいと思えばその間はずっとできる仕事です。

そこには「自分次第」という責任もありますが、

それすらも問題にならないくらい、私はカウンセラーになりたかったし、

今それを仕事にして生きられていることが

ただただ、幸せです。

 

こんな風に、改めてこの仕事や学びについて振り返り、考えることができて良かったです。

長くなりましたが、最後まで読んでくださり

ありがとうございます (*^^*)

 

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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