完璧主義

お天気の中、家の周りを一周ぐるっと草むしりしました。

晴れた日じゃないとやりたくないし、お天気はコントロールできません。

 

草むしりをしていて思うのは、「私けっこう、完璧主義だな?」です。

というのも、今の季節は雑草もまだ育ち切っていない新芽のような状態。

柔らかく抜きやすいのですが、その分小さくてその辺にたくさん散らばるように生えています。

それをなるべく取りこぼさないように、小さな芽まで摘み取ろうとするのですから・・・(^^;)

 

わが家には小さな庭がありまして、自分で作ったレンガの小道沿いに生えている

目につく雑草を抜いていきます。

花壇の中の雑草はあまり気になりませんが、生えなくて良い場所に生えている雑草は

スッキリと綺麗にしたくなります。

しかも、その小さな芽まで取り除くというのは、なかなか根気と時間が必要な作業です。

 

何日も前から「草生えてきてるな」と気になりつつ、実行するまでには気合も必要なのですが、

一旦始めると案外「もっともっと」となって、途中ではやめられなくなります。

 

そんな時に自分の完璧主義の片鱗を感じ、

適当でもいいのよと声をかけてあげても良い場面で

まったく適当にしたくないと思っている私がいるのです。

 

抜き出したら抜き去りたい。

目に見える気になる雑草は全部、一掃したいのです。

しかも途中でやめる選択肢もなく、目標達成まで黙々と頑張ってしまいます。

 

でもこの頑張りも完璧主義も、草むしりに関しては良いと思っています。

なぜなら草を全部むしり取るという目標が明確で、どんなに大変でも数時間のこと。

さらに終わった後絶対にスッキリとした爽快感を味わうとわかっていて、

雑草のなくなった庭を今よりさらに愛しく思える。ということまで、

やる前からわかっているからです。

 

自分がどこに向かってどれくらい頑張れば、どんな報酬(メリット)を手にできるか

わかっている時の完璧主義は、良い結果を出してくれることが多いので、

私は自分の完璧主義を上手く自分の中で活用しています。

 

とはいえ、私も昔は無意識の完璧主義に苦しんだ一人でもあります。

無意識の完璧主義は、あらゆる場面で発動していることが多く、

自分で明確な目標がなくても、全てのことのハードルを無意識に上げてしまいます。

そして、届かないもどかしさや自分へのガッカリ感を持ち続け、

それでもなお、見えない目標に向かって頑張り続けようとする。。

そういう頑張りや完璧主義は、疲れ切るだけでなく自分軸まで見失ってしまいます。

 

自分の中にある思考は、上手に使えば自分の味方になってくれます。

かつては完璧主義や白黒思考は偏った思考だから無い方が良いと思って、

無くそうと頑張っていた時期もありますが

今は自分が苦しくない程度なら問題なし。となりました。

完璧主義は文字通り完璧を目指すので、何かにつけてクオリティが高くなります。

仕事なら成果や結果として出やすいと感じます。

良い面もあるからこそ、無くしてしまうのではなく上手に取り入れて

自分が苦しまない活用法を自分なりに見つけていければ良いのかなと思っています(^^)

 

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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