思考と感情の葛藤

相手の気持ちを汲んでお話を聞く時、

相手の言葉や気持ちを理解しようと寄り添う姿勢はとても大事だと思います。

 

それが家族や友人など、近しい間柄だと

自分ごとのように受け止めてしまって、

感じた気持ちをそのまま言ってしまうということもあるかもしれません。

 

感じたことを相手に伝えるのは良いと思うのですが、

タイミングや話す内容、話し方はとても重要だと感じるので

相手がそれを聞いてどう思うかという配慮は忘れないようにできたら…と思うのです。

 

コミュニケーションにおいて、一方的になると何らかのトラブルが生じやすくなりますし、

それによりストレスを感じたり関係悪化につながるかもしれません。

怒ったり押し付けたりではなく、

一旦相手の言葉(気持ち)をそのまま受け取って

「そう思ったんだね。そう感じてるんだね」と返してみる。

 

その上で、自分はどう思うのかを伝えたかったら伝えれば良いし、

言わなくて良いと判断したら言わなければ良いのですよね。

相手の価値観に自分を全部合わせに行かなくて良いし、

自分と相手は全然違うから無理!と突っぱねなくても良い。

 

違うものは違うので、どうしようもありません…

その中で自分が歩み寄れる部分、妥協できる部分、譲れる部分はないかを探してみると、

違いの中にも落とし所を見つけやすくなるのでは…と思います。

 

相手が歩み寄れなくても、自分が歩み寄るだけでも、

開いた距離は縮まるはずです。

もし相手も距離を縮めたいと思ってるなら、

こちらの姿を見て向こうも歩み寄ってくれるかもしれません。

 

関係修復の際に、したら良いけどなかなかできないという、

思考と感情の葛藤はよく起こります。

けれどもそれを放置していても修復は進みませんので、

その葛藤をカウンセリングで整理しながら

関係修復・改善のために今日からできることを、

一緒に探させていただけたらと思っています(^-^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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