愛のかたち

自分の子育てを振り返っても、

人の子育ての話を聞いていても思うことは、

「子育てに正解はない」です。

 

とてもよく耳にする言葉だとは思うのですが、

親の心理と子供への影響について学んでいると、

「ほんとそうだな…」という感想しか出てこなくなります(^_^;

 

子育てをする時、自分がされた子育てが基盤となって反映されることも多いです。

「こうされて良かったからしてあげよう」

「これをされて嫌だったからしないようにしよう」

自分がそれまで経験してきたことや社会的な知識も含めて、

自分の判断が子育てには大きな影響を与えますよね。

 

私が振り返って思うことは、

自分が良かれと思っていることにも二面性があることを忘れないように…ということです。

良いと思うからしてあげることにも、良い面だけじゃなく悪い面がある、ということです。

 

例えば、傷つくのは可哀想だからと全く叱らずになんでも欲しがるものを与えていると、

子供は家では安心して愛情を感じながら育つことができるかもしれませんが、

外に出た時、他人に合わせることや我慢ができないということが起きるかもしれません。

 

たくさん叱って世の中の厳しさやルールを教えると、

自分で判断して強く生きようという気持ちは伸びるかもしれませんが、

親から愛された感覚が少なくて他人と深く関わるのが怖いと感じるようになるかもしれません。

 

どちらかに偏るのではなくて、

子供の気持ちにたっぷり寄り添いしっかり受け止めてあげつつも、

子供が間違っている時にはきちんと教えることも大切だと思います。

「ダメなものはダメ」と押し付けるのではなくて、

「どうしてダメなのか」がわかるように話をするのは大事ですよね。

 

どんな風に子育てをしていても、ベースにあるのはその人にとっての親としての愛です。

良いか悪いか、正しいか間違ってるかというよりも、

今自分が与えたいと思っている愛のかたちが

子供もちゃんと受け取れるものになってるか。

 

自分から見えている世界だけじゃなく、

子供から見える世界も想像してみたりして、

親も子供も笑顔になるような親子の関係性を築けていけたら良いのかなぁと思います(*^^*)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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