今できること

何か困ったことが起きた時、

嫌な気持ちになった時、

思わず浮かぶ言葉は何ですか?

 

どんな風に思っても良いけれど、

相手を責める言葉なのか、

自分を責める言葉なのか…

 

その言葉によって、普段から無意識に持っている自分の視点に気づくことができたりします。

そして、責める対象が人であれ自分であれ、

責めているうちは、苦しいものですね。

 

他人を責めれば自分の被害者意識は大きくなるし、

自分を責めれば自己肯定感が下がります。

どちらの状態も、本人にとっては苦しいものだと思います。

 

じゃあどうすればいいの?というと、

これが絶対の解決策ですとは言えないかもしれませんが、

私の場合は、「じゃあ今からできることは何があるの?」と考えます。

相手を責めるでもなく、自分を責めるでもなく、

起きたことは起きたこととして、横に置いておく感じでしょうか。

そのままそれを放置するのではなく、

今それが横にある状態で、

さて、今から私にできることは何かな?

何ならできるかな?

それをやったらどうなるんだろう…?

と、ちょっと考えてみます。

 

もちろん、いつも冷静に丁寧にじっくりとそうやって考えられない場合もありますよね。

深く傷ついた時や、不安が大きくて怖くて仕方がない時。

大切な人の身に起きたことで自分にはできることが無いとしか思えない時。

 

でも、そんな時にも、何かしら、何かはあるものです。

「何もしない」という選択も、できることの1つですよね。

時間が経てば解決できそうなことも、

その時に、その時だからこそ何とかしたいという思いがある場合もあるので、

そんな時はその状況やその気持ちを誰かに話してみてください。

 

身近に信頼できる人がいるならその人に。

あまりそんな事知られたくないとか、

そんなことを話せる人は周りにいないと感じていらっしゃるのなら、

どうぞカウンセラーへ。

 

全くの他人で、いつでも関係を自分の意志で断てると、

カウンセラーになら思えるのではないでしょうか。

だからこそ、カウンセラーになら話せるという事もあったりするんですよね。

その関係性だからこそ、何でも話せる。

話したことでモヤモヤしない、話すことでスッキリできる。

そんな場所を1つ、自分の中に持っていても良いのかもしれません(^ ^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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