現状維持

2022年の1年間、私は毎日筋トレにチャレンジしていました。

その結果、体力がついた気がしたし、

健康に近づいた気がしていました。

ところが年明け(2023年)の健康診断は、体重が1キロ減った位で、

他は特に何も変化が無かったのです。

 

私は心のどこかで期待していました。

1年も筋トレを続けたのだから、もっと目に見える効果があるだろうと。

それが数値として表れると勝手に思い込んでいたのです。

なので、正直、ガッカリしました。

 

そうすると、なんだか筋トレを続けても意味が無い気がしてきて、

筋トレ生活は終了してしまいました。

すると今年の健康診断の結果が、去年より悪くなっていたのです。

 

筋トレとは関係ないと思う方もいるかもしれませんが、

やはり筋トレは、私にはプラスになっていたのです。

なぜなら、筋トレをしていたから「現状維持」ができていたのです。

私は筋トレ効果をもっと大きく期待していましたが、

現状維持をするというのも立派な結果でした。

 

けれども現状維持とは、今までと変わらないことでもあり、

私の中では「良くはなって無い」という判断になってしまっていたのですね。

 

ただ、数値が悪くなったことでこの事に気づき、

現状維持って素晴らしいと思えるようになったのです。

それは、年々体力の衰えを実感する年齢になってきたことにより、

現状を維持することの大変さを感じる機会が増えたからでもあります。

 

前は簡単に出来たことが疲れるようになったり、

前と同じペースで動きたくてもより多くの時間がかかるようになってきました。

だからこそ、以前と同じように動ける=現状維持なんですよね。

 

私には小さな頃から「今より良くなる」という思考が根強く残っているようで、

「今のまま」より「今より良く」なろうとしてしまうことが多いので、

「今のままでも良いじゃない」

「今のままが良いじゃない」

と思える機会も増やしていきたいと思っています。

もちろん、今より良くしたい部分はあるけれど、

それは全部じゃなくて「そのこと」だけにフォーカスすれば良いんですよね。

 

あれもこれも良くする必要は無い、

今のままが最高ってこともあるんだと気づけた一コマでした。

なので今年からはまた、毎日筋トレ、頑張っていますよ(^ ^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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