心が動く

10月になりましたね。

札幌は20度を下回る日も増えてきて、私はもう何度かエアコンの暖房を入れてしまいました。

寒さに弱いし、雪かきも嫌なので、これからの季節が若干憂鬱です。

 

先日、久しぶりにお会いした方とお話をする機会があり、その方と会うのは2回目だったのですが、

なぜかたくさん自分の話をしてしまいました。

多分、その方の空気感だったり、笑顔や目線や相槌など・・・

言葉以外で発せられる彼女の人柄を私も感じ取って、

友達、と呼ぶにはまだ回数が足りないような間柄にも関わらず、

なぜカウンセラーになろうと思ったのかとか、日々何を学んでいるのかとか、

心への取り組みやそこからの学びや経験など、

気づいたらたくさん話していました。

 

彼女はうんうんと気持ちの良い相槌をうちつつ、私の言葉を遮ることもなく、

私の話に耳を傾けてくれました。

まさに、「受け止めてもらう」感覚になりました。

一通り話し終わった時、彼女が感じたことを彼女が話し始めましたが、

ふと、涙がこぼれたのです。

本人も、なぜ涙が出たのかわからないと言っていましたが、

私の言葉の何かが彼女の心のどこかに響いたのでしょうか。

「自分のことがよくわからなくて、だけど今よりも成長したい、変化していきたいと思っている」と彼女が言うので、

私は、「今涙が出た。この涙の奥底に、何があったんだろう?って、自分に聞いてみてくださいね」と言いました。

 

涙が出る時は、心が動いた時。

どんな風に動いたのか、何に反応したのかは、わかる時もわからない時もあります。

わからなくても、別に良いと思いますが、

自分を知りたいと思っているなら、心が動く瞬間って結構自分を知るチャンスなので、

涙が出て良かったな、と思いました。

 

私もすぐ、色んなものを見て泣きそうになったり泣いたりするのですが、

あぁ今わたし、感動したんだな。と自分の心が動いたことを

ありがたく噛みしめるようにしています。

心が動くってことは、ちゃんと人生を感じながら生きていることだと思うからです(^^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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