私が見たい世界

私は昔、ある1つの出来事が、

人によって全然違う出来事として受け取られていることが不思議でしかたありませんでした。

その出来事はそれでしかないのに、

なぜAさんとBさんでは真逆の事を言うのだろう?

事実は1つしかないのに、なぜ受け止め方は複数になるのだろう?

どちらかが嘘をついているのか?それはなんの為に??

と、謎が深まるばかりでした。

でも、心の勉強をするうちに、

人はみんな、自分の見たい(と思っている)ビジョンで全てのものを見ていて、

受け取りたい様に物事を受け止め、

自分がそうだと思えるような認知をするんだと知りました。

学問のように教科書にはっきりと書いてあれば

それが共通の認識にもなり得ますが、

対人関係のような目に見えない体験的なものは、

それに対してどう感じたかで全く違う解釈をしたりします。

私はその事を知ってからは、

経験する色々なことに対して、

自分が見えているものは「私が見たい世界」であり、

見えているものは全体のほんの一部なのかもしれない。

と、なるべく一呼吸おいて考える様にしています。

今、私と相手は同じものを同じ様に見ているか?

同じ様に感じているのか?

一方的な見方ばかりしていると視野が狭くなり、考え方も偏ってきてしまうので、

そんな風になっていないか自分に問いかけたり、

時には第三者の意見を取り入れたりして、

自分勝手な思い込みをなるべくしないように気をつけようと思っています(^^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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