自分と向き合うとき

今日から12月ですね。

札幌の街も、雪景色に変わりました。

私は自分と向き合うことを15年続けてきて、向き合う中で見つけた気づきにより、

行動変容や認知の修正ができたと感じているので、

もう自分の内側と向き合うことは結構慣れてきたと思っているのですが・・・

 

先日そのことについて友人と話していると、その友人はこう言いました。

「自分と向き合うことが怖い」

私は今までよくわからなかったことが理解できたり自分が納得できたりすると嬉しいので、

自分の中のよくわからない部分を知りたいと漠然と思ってきました。

そして、それが怖いというよりは必死で克服したい気持ちが強かったので、

当たり前のように「向き合う」ことを取り入れました。

知る為には、向き合って理解するしかないと思っていたのです。

でも、それが怖くてできない人だっている。

それは当然のことなのに、友人の言葉にハッと気づかされました。

いつの間にか、自分がしてきた経験が中心の考え方になっていました。

人は色々だと頭ではわかっているのに、

不安で苦しくても、その原因と向き合えばきっと見えてくるものがあるよ、と思い込んでいる自分に気づきました。

確かにそれも一理あるのかもしれません。実際、効果は私自身が実感としてあるので、

それに興味が少しでもあれば、おすすめする方法ではあります。

でも、それが怖くてできなかったり、まだ自分が嫌だと思う部分を見たくないという感情も、無視してはいけないと思うのです。

1つ1つの感情を拾って、全部を大事にすることは難しい時もありますが、

どの感情も大切な自分の感情ですから、

嫌だ、怖いという気持ちも大切にしたいと思います。

 

カウンセリングをする時は、どんな自分になっていきたいか?と望む姿を想像し、

そうなる為に何が必要かな?ということを、

一緒に考えていけたらと思っています。

話をお聞きするうちに「こういう方法もあるよ」とご提案させていただく場合もございますが、

それをやってみるかどうかはご本人次第だと思っています。

どんな方法が良いのかな?どんなことなら負担なくできそうかな?という部分は、

皆さま違いますから、一人一人に合わせてご提案をさせていただこうと思っています。

それは怖い、それはできない。という思いがあれば、

それもお聞かせいただければと思います。

1つずつ、一歩ずつ、一緒に進んでいきましょう(^^)

 

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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