娘の誕生日
今日は、娘の15歳の誕生日です。
ものすごい激痛で、自分でも聞いたことのない野太い声をあげながら産んだあの日から、
もう15年経ったのだな…としみじみしてしまいます。
娘が生まれて3カ月で、知り合いがほとんどいない土地に転勤で引っ越ししました。
そして、その引っ越し先で、閉鎖された環境で、
3歳の息子との育児と向き合うことになりました。
癇癪持ちでこだわりが強く、なぜ怒るのかわからない…
匍匐前進で歩道から車道に出ようとする息子を追いかけ、その間ベビーカーの娘はそこに放置。抱き上げると大泣きして暴れる息子、寝ている娘を乗せてゆっくり勝手に進みだすベビーカー。
私も泣きそうになりましたが、通りかかる人は「大変ね」と言いながら、素通りするばかり。
当時階段しかない団地の4階に住んでいましたが、必ず息子が先に4階まで行って、玄関前から「いいよ」と許可を出してから、私が登り始めるというルールがあり、
お米10キロと娘を抱っこしながら、息子の「いいよ」を1階で待っていたのを、懐かしく思います。
2歳半まで毎日夜泣きしていた(夜驚症でした)息子の横で、一度も目を覚ますことなくすやすやと寝ていた娘。
こうして書くと、娘がとても育てやすかった様に映るかもしれませんが、
私が親として、子供の為に何をどうしたらいいのか?と考えさせてもらえたのは、
子育てと真剣に向き合えたのは、息子が本当に一筋縄ではいかなかったからこそ。
息子は常に私に初体験をさせてくれるので、その度に試行錯誤の繰り返しでしたが、
その恩恵を娘は受けられたのかな…とも思います。
もしかしたら、娘が最初に生れていたら、娘が癇癪持ちで大変だったかもしれないし、やっぱり彼女は彼女だったのかもしれません。
それでも、今までを思い返せば娘の笑顔ばかり。
もちろん、泣いたり怒ったりも沢山あるのですが、それ以上に笑顔の多い娘だと思います。
息子はもうすぐ成人(18歳)。娘も、あっという間にそうなりそうですね。
ここからは、もう自立に向けて最後の仕上げ。
私の子育て時間も、終わりが見えてきてしまいました…
試行錯誤しながらも、全てが愛おしい時間だったので、ありがとうしかありません。
ここまで元気に育ってくれただけで、ありがとうです。
これから、どんな大人になるのか。少し遠目に、見守っていこうと思います(^^)
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