私は私

人は人、私は私。

そう思えたら、随分と楽になるのに…

頭ではわかっていても、なかなかこう割り切るのは難しかったりしますね。

これができない原因の一つに、「他者との境界線」があります。

あの人がどう思ったのか気になる。と感じたことがある人は多いと思いますが、

あの人の気持ちはあの人にしかわからないのです。

それでも、相手に好かれたい、嫌われたくない、嫌われたらどうしよう…

と、不安や恐怖が強まっている時は、相手の気持ちを想像してしまうので、

この境界線が曖昧になってしまうことがあります。

この境界線の存在を知らないと、相手の気持ちを想像するうちに、

想像が現実のように思えてきてしまうこともあります。

きっとあの人はこう思ったに違いない、と。

でも、これは真実ではなくて、やっぱりあの人の気持ちはわからないままなのですよね。

相手がどう思ったかを考えることはとても素晴らしいと思いますが、

不安や恐怖がある時は、ちょっと止まって、深呼吸です(^^)

本当にこれはあの人のものかな?私が勝手に作り上げてないかな?と自分に問いかけてみるのも一つの手です。

人はわからないものに不安や恐怖を感じるようにできているようですが、

わからないことについて、悩んでも仕方ないと割り切ることも時には必要ですよね。

わからないものは、わからないまま置いておく。

これだって、立派な対処法のひとつだと思うのです。

そして、不安や恐怖が少し落ち着いたら、

ゆっくりと向き合ってみてください。

あの人の気持ちはあの人のもの、私の気持ちは私のもの。

私の気持ちは、私にしかわからないし、

それを大切にできるのは私だけなのですから…ね(^^)

投稿者プロフィール

有城蘭
有城蘭くれたけ心理相談室(札幌支部)心理カウンセラー
北海道札幌市を拠点に心理カウンセリングを承っております。心の声に耳を傾け、心に寄り添ったカウンセリングを心がけております。

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