大切だからこそ、悩む

夫婦や恋人関係でのお悩みで、多く聞かれる声としては

・相手のダメな部分が嫌で責めてしまう
・相手が自分を理解してくれない(わかってくれない)
・お互い腹が立ってすぐに喧嘩になってしまう
・相手が自分と向き合ってくれない(怒ったり、逃げたり、無視したりする)
・子育ての価値観が合わない
・相手が自分を(身体的・精神的に)傷つけてくる

など・・・カップルの数だけお悩みがあるのだと思います。

上手くいかないと感じる根底には「相手がわかってくれない(だから辛い・悲しい)」という気持ちが潜んでいたり、
相手が悪い(＝自分が被害者）という思考から相手を責めてしまう場合もあります。

自分の主張や希望が、相手のそれとぶつかり合ってしまうと、お互いを傷つけ合うことになってしまいますよね。

また、浮気など相手の信頼を損なう行為をした場合も、対等な立場でお互いを思いやることが難しくなってしまいます。

「裏切られた」という傷つき体験はとても大きな痛みを伴うので、その後もずっと心に残り続け長期間に渡って苦しさから逃れられないこともあります。

だからこそ、この傷つきをしっかりと癒す必要があると思うのです。

大きな痛みがあるうちは自分のことに精一杯で、相手を思いやる余裕も無いことがほとんど・・・

傷が癒されていない段階ではまだ相手を許せないことも多いので、
相手の気持ちをきちんと聞けるくらいには、ある程度傷を小さくする必要があるのではと思っています。

カップルカウンセリングの場合は、
お2人がその関係性をどうしたいと思っているのかをまずはお聞きしています。

何がうまくいかないと感じているのか、お2人とも違った考えをお持ちでしょう。

その違いをお互いが受け止め、折り合いをつけ、どこまで向き合えるのか・・・

あるいは向き合えない場合は、何が原因となっているのか・・・

答えがはっきりしない場合もあるでしょうが、
はっきりさせることが絶対に正しいとは限らないとも思うのです。

お2人がそれぞれに抱えているつらさ、
そして、どうなりたいと思っているのか「2人の関係性のあり方」について、

一緒に考えさせていただけたらと思います。

カウンセラーという第三者を介すことで、現状を客観的に見ることができたり、

今のお2人にとって必要であれば、改善に向けてのご提案をさせていただく場合もあります。

お2人がそれぞれ納得できるような心のサポートをさせていただきたいと思っています。